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音楽(兼現場雑用)担当、久徳亮の日記より

○月×日

新しい映画のリハーサルを某大学で行うというので、久しぶりにその大学に赴く。
武井くんと巻島さんのリハだった。
リハ後、学食にて、みんなで「お母さんカレー」を食べる。


○月×日


今日も大学でリハ。今回は宮本さんと加藤さんの二人。
加藤さんと監督は大学の同級生だという。
監督はこんなに美人でかわいい人と同級生だったのかと嫉妬する。

○月×日

撮影が始まる。
チョイ役で出演。思いつきで髪を結んでみる。
監督から「携帯いじって」という指示をもらう。
とはいえ芝居などできないので、本番中実際に携帯のテトリスで遊ぶことにする。

○月×日

現場で得たサムシングを生かそうと思い、音楽を作り始める。
ロケでの撮影なので、とにかく寒い。寒い感じの音をつくろうと思い、いろいろ試した結果、90年代のブリストルみたいな雰囲気になった。
これじゃないよなーと思いながらも監督に投げたところ、案の定ボツになった。

○月×日

いくつかのシーンを撮影した後、スタッフ、出演者数人でラーメンを食べに行く。

巻島さんは、食後にキスシーンが控えているにもかかわらず、ニンニク入りのラーメンを食べていた。

やはり役者さんはこれくらいキモが据わってないと務まらんのだなあと感心する。

12月31日

大晦日の撮影。悪そうな若者、警官、外国人、恋人、テレビの撮影隊、喧嘩、炊き出し、悪そうな若者、コスプレ、エロい感じの女性、エロい感じの男性、路上生活者、悪そうな若者、喧嘩、大学生、悪そうな若者。

○月×日

曲作り。作曲を、ある人は自然に湧き出してくるといい、ある人は「歯を抜くような苦しみ」という。

分かる。後者の気持ちが完全に分かる。

ふて寝を決めこむ。