僕は東京生まれ、東京育ち、悪そうなヤツらは大体避けて生きてきましたが、主に遊び場は渋谷でした。
そんな見慣れた場所を舞台にして映画を撮ることは思っていた以上に楽しいことでした。何が楽しかったかと聞かれると、なかなか上手く説明出来ないのですが、見慣れたはずの場所が、どこか別の土地のように思えるような。
これはなんだろうと撮影中に考えていたら、ふとピンと来たものがありました。
僕はスケートボードが好きで自分でも乗っていたのですが、その時の視点に似ているなと思いました。
ふだん何気なく通り過ぎる段差や、手すり、ただの道が、スケードボードに乗っているだけで、まるでテーマパークのように見える時があります。
その時の感覚に近い。
見慣れた場所が何か別の場所のように見える、そんな感じ。
じゃ、そもそもどうして渋谷で映画を撮ろうと思ったのか。
なんでこの映画を作ろうと思ったのか。
そのような話を少しずつ出来れば良いなと思い、このブログを始めました。
たぶん全然関係無い話もすると思いますが、そこはあらかじめご了承ください。